VR-150 のメモリー管理について

TK-150とインターフェースケーブルの自作!!

航空無線受信機も色々なメーカーから発売されて、ごく当たり前にみなさん使用していると思います。

私は、現地でワッチする受信機としてVR-150を使用しています。

小型で、ある程度受信感度のいい受信機として、一昨年購入しました。

受信感度もいいし、電池寿命は一日使っても使い切れないほど持ちます。

しかも、単3型電池2本で駆動することができて、ダイソーのマンガン電池でも十分です。(笑)

さて、そのVR-150ですが、小型化されボタンは必要最小限しか用意されていません。

メモリーが1000ch(100chで10バンク)もあるのに、周波数の入力がボタンとダイヤルを駆使しても非常に時間がかかるものでした。

先日、松島基地でお話したS君に”メモリー管理ができるソフトがフリーで出ているんですよ”との情報を得て、さっそくWEBで調べてみました。(S君情報ありがとう!)

http://parnass.org/tk150/

というURLに見事”TK−150”というソフトを発見!さっそくダウンロードしてインストールしました。

”起動!動くじゃん!で・・・”

って、VR−150と何で繋ぐの??インターフェースケーブルは?

分からない英語を何とか理解し、ハンドメイドケーブルの項目をヒット!

出てきました、日本語のページ(やった、一安心)

日本語のインタフェースケーブル解説:http://www.soaring.co.jp/rwstuff/021110.htm

回路図:http://www.soaring.co.jp/rwstuff/vr-500200.gif

ということで、日本語ページを読みまくり、インターフェースケーブルを自作することにしました。

回路図を見ると部品は、以下の通りです。

抵抗 56Ω 1本、10KΩ 2本、100KΩ 3本(各100本で100円)
ダイオード D1、D2 1S953 2本(会社から発見!もらっちゃいました。)
ツェナーダイオード D3 3.0V 1本
D4 1S1588(生産中止で秋葉で代用品を調達、品名忘れました・・)
電解コンデンサ 10μF 40V
トランジスタ Q1 2SA1015 1個(10個で100円でした。)
トランジスタ Q2 2SC1815 1個(10個で100円)
ケース、φ3.5ステレオプラグ(ダイソーで100円で買って分解でもOK)
RS232C用9ピンD−SUBコネクタセット(300円くらい)
ケース TB−1、基板TB−17でぴったりサイズです。

全部あわせても、1000円はいかないと思います。
すべて出張帰りの秋葉原の千石電子で購入しました。

では、さっそく組立です。ケースは、ドリルでφ6の加工をして完了。
ケーブルも、解説どおり4芯のケーブルとしました。ステレオプラグに行くケーブルは3芯ケーブルを使用。
作業時間はだいたい2時間くらいで終了し、テスターでチェックして、おそるおそるPCへ接続しました。

メイン画面

ソフトを起動すると、色々画面が出てきます。メイン画面は、↑のようになっています。
メイン画面、Radioの項目から、Read From Radioを選択し、VR−150を繋いで、FUNCBANDキーを押したまま電源を投入します。
VR−150の画面に”RX TX”が表示され、そのままMODEキーを押すと表示が”T”に変わり、送信を開始します。
ここまでくれば、あとは自動で読み込んでくれます。完了メーターが100%になったら、読み込み終了です。

目的のメモリー画面は、VR−150と通信完了後初めて出現します。

メモリー管理画面

一番ほしい、メモリー管理の画面です。この周波数が表示されれば、あとは簡単です。
メイン画面のFile項目から、Export Memory Channleを選択し、CSV型式でファイルを書き出すことができます。
これを参考に、EXCELで編集すればいいわけです。以下に実際にEXCELで読み込んだCSVファイルを示します。

Aが、メモリチャンネル番号、Bが周波数、Cがモード、DはTONE、EはPref、Fは名称です。
これがあれば、あとはここに書いてしまうだけですから、簡単ですね。
メモリの書き込みも30秒くらいで終了しますので、航空祭前日に、その基地の周波数だけをメモリー0ch〜100chまでを使って書き込めば、
もう何番だっけって悩む必要もなさそうです。これからは、楽々名称も付けられそうですね!!

今後は、究極のエアバンドメモリーを作成して行きたいと思います。

ケーブルも部品さえそろえば、そんなに難しいことはありません!皆さんもチャレンジして見てはいかがでしょうか??

2005.2.8(火曜日)


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